ロービジョンエイド(補助具)紹介

キクチメガネでは、不足する視力を補うルーペ、光学機器など様々な補助具を取り揃え、その方に一番合った視力や視野の活用のための補助具をご紹介し、使い方をご説明いたします。

ルーペ

ルーペはロービジョンエイドの中で一番手軽で幅広い用途に使えるものです。 手持ちタイプ、置き型、携帯型、メガネ型、メガネ装着タイプなど様々な種類があります。

ルーペの豆知識

  • ルーペの倍率はD/4、1+D/4の2つがあります。店頭の商品は1+D/4表記がほとんどです。
    (D:ルーペのレンズパワーを表す単位でディオプトリー)
    しかし、メーカーによって表記が異なるので高倍率になるほど注意が必要です。
    表示されている倍率はあくまでも目安として考えて下さい。
  • 低倍率(3倍程度まで)のルーペは、見たいものにかざして使います。
    対象物との距離が遠くても焦点が合わせやすく、両眼で見ることができます。
  • 手持ちルーペは、年齢に関係なく使用できますが、ルーペを持つ必要があるため、手作業には向かないこと、 焦点距離がうまく合わせられない高齢者などでは適応できない場合があります。そのような場合、 手に持たなくても良いスタンドルーペ・デスクトップルーペが便利です。
  • ルーペをうまく使うには、見るものとルーペの距離を焦点距離に合わせて一定にし、 高倍率(4倍以上) になるほど目をルーペに近づけて見ることがポイントです。 ただしレンズの表裏のカーブ差が ないものは眼に近づけた方が歪みは少なくなり、エッシェンバッハ社製のルーペのようにカーブ差がある場合は、 眼から離した方が歪みは少なくなります。ちなみに、エッシェンバッハ社の製品では眼と拡大鏡の距離が 製品に表示されているものもあります。
  • デスクトップルーペは他のルーペと違って、眼とルーペまでの距離を近づける必要がありません。 眼を近づけたからといって拡大率が増すわけではありません。そのため、お客様の習慣的な読書距離で、 通常の近用眼鏡を使って両眼で読むことができます。
  • ルーペは倍率が高ければ良いというわけではありません。 なぜなら
    • ルーペは倍率が高くなるにつれ、中心の厚みが厚くなります。
    • ルーペは倍率が高くなるにつれ、レンズサイズが小さくなります。
    • ルーペは倍率が低いものは視野が広く、眼への負担も小さくなります。

    ですから、ルーペは見る物の大きさや使用目的、使う人の必要倍率や姿勢・環境に 合わせて選んでください。
    倍率が高くなるほどライト付きにしたり、 書見台などの補助具も併用することをおすすめします。

  • ルーペの価格の差は、主にレンズの性能と品質の差ということがいえます。下図のようにルーペには多くのレンズの種類があります。「球面凸レンズ」、「非球面レンズ」、「無収差レンズ」の順に高額となります。そして品質の良いルーペのレンズとは、以下の2つが挙げられます。
  • 高い透明度、レンズ素材の純度、硬度を持つ

  • 解像度が高く、歪みや色ずれ(収差)が少ない

    球面凸 バイコンベックス 両面どちらから見ても全て同じ拡大像が見られる
    • 倍率の低いものが多い
    • 焦点あわせがしやすい
    • 低倍率に多い
    • 長時間の読み物向き
    プラノコンベックス
    (片面凸)
    • アプラナートの元となる
    • 単体でも使われる
    非球面 アスフェリカル
    (非球面)
    • 非球面カーブを用いたレンズ
    • 個々のレンズによってカーブに変化が付けられている
    球面凹 バイコンケーブ
    (両面凹)
    対象物を小さく見せる縮小ルーペに使われる
    プラノコンケーブ
    (片面凹)
    • それ単体では使われない
    • バイコンベックスと組み合わせて無収差レンズが作られる
    無収差 アブラナート
    (精密無収差2枚構成)
    • 片面凸レンズを2枚組み合わせて作られている
    • 凸レンズと比較して多少重くなるが、拡大像の収差(歪み)は最小限に抑えられる
    アクロマート
    (精密性無収差色収差補正)
    • 片面凹レンズと両面凸レンズを組み合わせて作られる
    • 色収差の補正が施された高品質無収差レンズ
    • 特に産業界向けのルーペに使用される

    株式会社エッシェンバッハ 光学ジャパンカタログより

弱視鏡

遠方を見たり、奥行きのある作業空間が必要な場合は、2枚以上のレンズで作られた弱視眼鏡や単眼鏡が必要になります。
いわゆる望遠鏡だと考えてください。そしてその種類には眼鏡に装着する「掛け眼鏡式弱視眼鏡」と手で持って使用する「単眼鏡」があります。

掛け眼鏡式弱視眼鏡

眼鏡に装着して作業するため、重量が軽くできるガリレオ式※を採用した製品が多いです。本体である主鏡(遠用)と近用キャップからなりますが、倍率は主鏡で2~3倍、近用キャップを付けて10倍程度までの倍率を得ることができます。
弱視眼鏡は、両手が空けられることから、手作業時や譜面を見て楽器を演奏するときなどに便利なエイドです。
通常片眼で使用しますが、比較的低い倍率では両眼視も可能です。
※イタリアのガリレオ・ガリレイが考案した屈折望遠鏡で、対物レンズに凸レンズ、接眼レンズに凹レンズを用いた望遠鏡を言います。構成が単純で正立像であることが特徴です。

単眼鏡

片眼で使用するためレンズ筒が1本になっています。この形から単眼鏡と呼ばれており、黒板の文字やスクリーン、また歩行時の標識や信号の確認、駅の運賃表示など、主に遠方を拡大して見るエイドです。また、ショーウインドー内の商札など細かなものを見る時にも便利です。
周囲の目が気にならないように手のひらに隠れるくらいの小さなものが好まれます。
多くは手持ち式として片手で持って使用し、最も多く使用されているのは6~8倍程度のものです。比較的視力が良好な場合は、視野が広い、焦点深度が深い、軽量小型で目立たないことなどから3倍程度の低倍率のものが選ばれることもあります。
※身障者への補装具の分類では焦点調節式弱視眼鏡になります。

拡大読書器

  • 拡大読書器について

    拡大読書器は、拡大した画像を、モニター画面に映し出す器械です。他の補助具と比べて、 ズームで高倍率になり、鮮明な画像を得ることができる補助具です。視覚障害者の日常生活用具にも 認定されており、身障者手帳をお持ちの方が申請すれば補助金が給付されます。

  • 拡大読書器の種類

    拡大読書器は本体とモニター画面からなりますが、据え置き型(卓上型)とポータブル型、携帯型に分けられます。

  • 拡大読書器の選び方

    拡大読書器を選ぶ目安は、外出時にカバンに入れて持ち運びをしたい方や軽い物を希望の方は携帯型を、 使う場所が決められていて視野の広いものが必要な方は据え置き型を、 様々な場面で使いたい方にはポータブル型をおすすめします。
    選ぶ際に大事なのは、使う方が必要としている機能を備えているかの確認はもちろんですが、 ご本人が実際に操作して使い勝手を確かめてから購入していただくことが大切です。

据え置き型(卓上型)

製品によって2~200倍程度までの拡大が可能です。
本体の下に読みたいものを置くと、モニターに画像が映し出されます。

クリアビューC HD22
¥226,000(非課税)

  • フルHDクラスのカメラとモニターを搭載し、高画質で低い倍率でも文字がつぶれにくく、また写真等も鮮明に表示できます。
  • テーブルを縦方向と横方向に、それぞれ独立してブレーキをかけることができ、縦・横方向に真っ直ぐ動かして読むことができます。
  • ポインタ機能(カメラ位置表示機能)や、ライン・マスキング機能を標準で搭載し、多機能でありながら、分かりやすい操作性を実現しています。

ポータブル型

・およそ20倍程度までの拡大が可能。持ち運びができて、場所をとらないのが特徴。外部出力ができるものは、据え置き型のようにテレビ画面に映し出すことも可能です。

  • インサイト/サファイア ¥198,000(非課税)

    • 大きく、明るく、コントラストがはっきりした画面
    • 3.4倍から16倍までの幅広い拡大率
    • フルカラー、白黒、白黒反転など、23種類の文字と背景の色設定が可能
    • 充電式バッテリーで4時間連続使用が可能
  • コンパクト7HD ¥198,000(非課税)

    • コンパクトなボディに大型高輝度モニタを搭載
    • ソファーや椅子に腰掛けながらなど、楽な姿勢で使えます
    • 倍率調節や表示色の切り替えもわかりやすいワンタッチボタン
    • 静止画にして、手元で拡大して見ることができます

携帯型

持ち運び可能な携帯型の拡大読書器。およそ20倍程度までの拡大が可能です。

  • ズーマックス スノー ¥155,000(非課税)

    • ボタンが大きく簡単操作
    • テレビ画面に表示可能
    • 高画質!速い応答速度で読みやすい
    • 筆記スタンド装備
  • Eye-C ¥39,800(非課税)

    • 簡単操作・高性能
    • 鮮明で高画質
    • 速く読み進んでも表示が消えにくい
  • コンパクトミニ(電子ルーペ) ¥34,800(非課税)

    • カラーだけでなく、各種2色モードではっきりと表示
    • 小さく軽量
    • 筆記もできます
    • 収納スタンド内蔵

遮光眼鏡

  • 遮光眼鏡とは

    遮光眼鏡はまぶしさの要因となる500nm(ナノメートル)以下の短波長光(紫外線+青色光線)を効果的にカットし、それ以外の光をできるだけ多く通すよう作られた特殊カラーフィルターレンズです。
    まぶしさにより白く靄(もや)がかっているように見える状態を、短波長を取り除くことでくっきりさせ、コントラストを強調させます。

  • 遮光眼鏡はこんなとき有効

    白内障初期、白内障術後、網膜色素変性症、加齢黄斑変性、緑内障による視野狭窄、その他視神経疾患などまぶしさにより見えにくさを感じる方に特に有効です。また健常者の方であっても屋外でまぶしさを感じる場合、遮光眼鏡を使用すると防眩効果によりコントラストが上がり見やすくなります。
    カラーによっては夜間運転時での対向車の光等によるまぶしさを和らげることができます。

  • 遮光サングラス

  • ヴェルジネ by STG(東海光学)

  • ビューナル by STG(東海光学)
    普段お使いのメガネの上から掛けることのできる、オーバーグラス。

画像はイメージです。実際とは異なります。