

補聴器Q&A
キクチに寄せられた補聴器に関するよくあるご質問にお答えします。
ご購入前のご質問
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補聴器はいつから必要ですか?
聴力検査や医師の診察を受けた上で必要かを正しく判断する必要があります。
どの程度の聴力から補聴器が必要かは、その人の生活によって異なります。日常会話が聞き取りにくいことが多かったり、重要な会話が正しく聞きづらいと感じたら補聴器を使うことを考えてください。 -
騒がしい場所でも補聴器は使えますか?
補聴器の種類によりますが、一般的には騒音による影響はありません。ご自分の「聞こえ」の程度に合わせてきちんと調整されていれば、通常の街中の騒音程度でしたら全く問題はありません。
ただ、極めて大きな騒音のある環境では耳を傷める場合もありますのでご注意ください。 -
補聴器を使えば離れた人の話も聞き取れますか?また、どうすればいいですか?
周囲の声が行き交う場所では、話し手と聞き手の距離があるほど周囲の騒音・反響などの影響で、補聴器での聞き取りが困難となります。聞き取れる距離は静かな所でも5メートルが限界と言われています。
離れた音を聞き取る場合は、遠くの声をキャッチし、快適な聞き取りを補聴援助するワイヤレスシステムの活用をおすすめします。
話し手が送信機を装着し、聞き手の補聴器に受信機を装着することで、補聴器のみでは不可能な場所でも聞こえによるコミュニケーションが実現できます。 -
補聴器を使えば完全に聞こえるようになりますか?
補聴器をつけても良かったころの聴力に戻るわけではありません。
補聴器は今ある聴力を最大限に生かして聞こえを提供するものです。聴力障害の状態には、小さい会話が聞こえない、会話を誤って聞く、音が不快に聞こえるなど個人差があります。ことばがどのように聞き取れているかを詳しく調べることで、補聴器を使えばどこまで聞こえるか、どのような限界があるかを予測できます。 -
買ってすぐに使えるようになりますか?
一人一人聞こえの状態は違いますので聞こえの程度や言葉の聞き分ける力の差によって少しずつ慣れていく必要があります。
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毎日ではなく使いたいときだけつけて効果がありますか?
必要に応じて使用する方もいらっしゃいますが、いつでも聞き漏らしがないよう、無理のない範囲でできるだけ長く利用することをおすすめします。
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両耳につけるメリットは何ですか?
両耳で聞くことは両目でみることと同様に自然なこと。2つの耳は互いに機能しあっているので、両耳に難聴がある方は、補聴器を両耳に装用することで、片方の耳だけの装用よりも、会話が聞き取りやすくなります。
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価格によって性能に差がありますか?高い補聴器でなくても聞こえますか?
どんなに高価な補聴器でも「聞こえ」の程度や補聴効果、評価には個人差があります。例えば、騒音の中では言葉の聞き取りに違いが出ます。雑音を抑え、常に聞き心地を良くできる補聴器もあります。補聴器を装用する環境によって差が出るため、ご自分の「聞こえ」や使用目的に合わせて、納得のいく補聴器をご購入されることをお勧めします。
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補聴器は耐用年数はありますか?買い替えが必要でしょうか?
補聴器の耐用年数は一般的に約5年ですが、使い方や手入れの仕方によって大きく変わります。手入れが悪ければ1~2年で故障する場合もある一方、大切に使われて10年以上故障がない場合もあります。
また、聴力の変化によって十分な補聴効果が出なくなることもあります。多くの補聴器は再調整で対処できますが、ある範囲を超えた変化には対処できない場合もあります。 -
補聴器はどんなお手入れをすればいいですか?
補聴器は精密器械ですので、購入されたお店で定期的なお手入れをおすすめします。ご自分でお手入れする場合は、各メーカーの補聴器の取り扱い説明書に従って行うことをおすすめします。
電池式補聴器の場合は専用の乾燥剤の入ったケースに保管することが大事です。充電式補聴器の場合は充電器に設置したままで保管をします。 -
補聴器の購入で保険は適用されますか?補聴器を購入するのに補助制度のようなものはありますか?
社会保険(健康保険など)では補聴器を支給されることはありません。
しかし、難聴の程度に応じ補聴器購入補助を受けられる社会福祉制度があります。詳しくはお住まいの市町村役場社会福祉担当窓口へお問い合わせください。また、私的保険(生命保険、損害保険など)については、ご加入の保険会社担当窓口へおたずねください。 -
医療費控除の対象になりますか?
聴覚障害による身体障害者手帳を交付されている方は、障害者総合支援法により補聴器購入費用の給付を受けられる場合があります。対象の条件など詳しくはお住まいの役所または役場の福祉担当窓口へご相談ください。
医療費控除は、治療目的での購入が認められた場合、控除が受けられます。控除対象条件などお近くの耳鼻科(補聴器相談医)におたずねください。 -
家族が気を付けないといけないことはありますか?
補聴器に慣れるまではご家族や周りの方の配慮が欠かせません。相手の顔を見て、普通の声の大きさで「ゆっくり」そして「はっきり」話すようにしてください。
補聴器は音を増幅するため、大きな声で話すと逆に音が割れてしまい聞き取りづらくなる場合があります。また、早口も同様に聞き取りづらいので控えましょう。 -
認定補聴器技能者とは何ですか?
補聴器の販売や調整などに携わる人に対し、公益財団法人テクノエイド協会が、厳しい条件のもと、基準以上の知識や技能を持つことを認定して付与する資格です。
ご購入後のご質問
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定期的に調整と手入れをしないといけませんか?
快適にご使用いただくためには定期的な調整、点検は重要です。3か月ごとの聞こえの調整や点検をおすすめします。
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壊れた時はどうすればいいですか?
まずは最寄りのお店にお持ちください。状態によっては店頭でお直しすることもできますが場合によってはメーカーでの修理になります。
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一度シールを剥がした空気電池に再びシールを貼った場合、電池の消耗を減らすことができますか?
一度シール剥がした電池はシールを貼りなおしても徐々に消耗してしまいますので電池は使い切ってから順番にお使いください。
電池を使用しない場合はシールを剝がさないでください。一度シールを剝がすと再びシールを貼っても、電池寿命を延ばすことはできません。 -
使用済み空気電池はどこへ捨てればよいですか?また、どのように捨てればよいのですか?
キクチでは空気電池の回収も行っています。使用済みの電池はまとめてお持ちください。その他の電池と同様で家庭ごみや可燃物として廃棄しないでください。
電池は電池回収ボックスを利用して廃棄するか、補聴器販売店に渡してください。
お気軽にご相談ください。
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